こんなことありませんか？
AIの導入が進む中で、「まずは社内セミナーを開催してAI教育をしよう！」と意気込む企業が増えています。
その「第一歩」であるはずの社内教育が早くも足踏み状態に陥っているケース、実は少なくありません。
そして・・・よくある失敗例がこちら
「とりあえず情シスにAIの社内教育をやらせてみた」問題。
情シス、つまり情報システム課は「PCやネットワーク・社内インフラの整備」といったITの守り神のような存在。たしかにデジタルに強い部署です。しかし、それと「AIの使いこなし」は似て非なるものにもかかわらず、経営者や幹部がついついこう言ってしまうんです。
経営者「AIってなんかITっぽいし、情シスに任せとけばいいよね？」
と丸投げしてしまうケースが後を絶ちません。
ケイコちゃんうちも最初そうでした〜。情シスの先輩、ChatGPTよりExcel関数の方が得意らしくて…
情シスの方が悪いわけではありません。彼らの専門は「情報システムの安定運用とセキュリティ確保」です。一方、AIの活用とは、「日々の業務をどう効率化するか」「顧客とのコミュニケーションをどう最適化するか」といった業務設計や企画に近い発想力が求められる領域です。
AIは「ツール」。使ってナンボ。現場で使っている人がいちばん強い！！
ワタシの経験でも、営業職の若手社員の方や総務のベテランがChatGPTやGEMINIなどを業務に取り入れて「便利だな〜」と感じた時、周りの社員に自然と広まっていくパターンが非常に多いです。セミナーよりも口コミの方が速い。しかも定着しやすいです。
ケイコちゃんわたし、マニュアル作成をChatGPTに頼んだら一瞬で終わったんです！感動して部長にも教えちゃいました！GEMINIはスプレッドシートの関数も自動で作ってくれたし！
社内にAI推進のリーダーを置くなら、技術職よりも「どこでどう使えるかを想像できる人」が向いています。特別なスキルはいりません。むしろ業務に困っていた人ほどAIのありがたみがわかるものなので、パソコンが使える人に縛られない考えが必要です。
まとめ：AI教育は「業務で使える人」から学べ！
情シスにAIを振るのは「工具の使い方」を電気工事士に教えてもらうようなイメージです。もちろん間違いではありませんし本当にAIを使いこなしている人もいますが、「この工具で何を作るか」はまた別のスキルです。
AIの導入において大事なのは技術よりも想像力。
そして、語れる人よりもガチで使ってる人の方が現場では信頼されます。
AIは情シスへ振るな！使い倒してる人に教えてもらえ！AI定着への近道。