

■私たちは安易に高価なシステムの導入等を勧めることはいたしません。それはコンサルティングではなく「受託のセールス業務」となってしまいます。
■まずは、最低限のシステムや環境の中で出来ることはないか、今までのやり方とは異なるアプローチで解決できないか?を経営者の方、管理者の方と一緒になって一つ一つ課題解決をしていきます。
「DX」という言葉だけが先行していて見落としがちな「会社の断捨離」
◆よく「DX化」や「IT化」、近年に至っては「AI」などの言葉を耳にすることが多くなってきました。ペーパーレス化や自動化など企業様では「どうやったら無駄な紙がなくなるかな?」「社員の残業を減らすにはどうしたらいいかな?」と考えることでしょう。そこで「機械(システム)を入れたらラクになるんじゃない?」とカタチある「モノ(システム)」導入のことに気を取られてシステム屋さんへ高額なシステムを発注したは良いが、気が付いたら誰も使っていなく、保守管理費だけが毎月引き落とされ、社員の方々は「手動Excel業務」の日々に逆戻りしてしまった光景はないでしょうか?
◆もちろん、業務効率に必要な「システム」はあったに越したことはありません。しかし、結局その「システム」をどう継続的に運用するのか、システム開発費を回収するためにはどうしたらいいのか?究極的は社員やアルバイトの方はもちろん70代の経営者の方まで使いこなすにはどうしたらいいのか?までを網羅したシステム導入はなかなかないものです。「サポートセンターにご連絡ください」「オンラインヘルプをご覧ください」というマニュアル対応にがっかりすることもあるでしょう。
◆また、専用システムを導入した場合、例えば10年前に導入したシステムを作った会社がもう「存在していない」ということも少なくありません。Windowsのアップデートに対応していないので、新しいパソコンではそのシステムは使えません。というあきらめサポートも存在します。
◆社内で「手でやったほうが早い」という社員の方はいませんか?実はその時だけ早く見えるだけで、長期的な組織全体の費用対効果の解決にはなりません。「紙を減らす」「ホウレンソウをしっかりする」という基本的なことから、様々なツールの導入・使い方、社内での定着を一緒になって取り組んでいきます。仮に「手でやったほうが早い」という口にするその社員が退職した後、どうしましょう?採用コストや新しい社員を一から育てる教育コストは膨大なものです。それであれば「誰がやっても同じ仕組み」を作っていくことで経営者の方の負担が減ることにつながります。
◆「断捨離?経費節約とは違うの?」とおっしゃる方もいることでしょう。士業の先生が帳簿を見て「数値上の削減」を進言するのとは全くアプローチが異なります。「断捨離」(やましたひでこ氏より抜粋)は「入ってくる不要な品を断つ「断」、家にあるガラクタを捨てる「捨」、ものへの執着から離れる「離」。不要なものと必要なものを選んで自分自身を見つめ直せば、生き方が変わる」ということをデジタルに当てはめたシンプルなことが「DX」なのかもしれません。
会社の”断捨離”とは何か?を考えてみましょう!

Google Workspace など「世に広まっているツール」を使い倒そう!

◆よくよく企業内を見ておりますと「これってGoogleで完結できるよね?」という場面が多く散見されます。スプレッドシートが最もわかりやすいでしょう。実は昔はシステムを構築しないとできなかったことが、今はスプレッドシートの関数や簡単なアドオンで済んでしまう…ということがかなりございます。
◆使い方がわからなくても、今では世界中の多くのインフルエンサー、YouTuberの方々がわかりやすい動画などで教えてもくれます。万が一「この世からGoogleがなくなってしまったらデータがどうしよう?」と心配かもしれませんが、Googleがなくなってしまったら世界的に困るくらい大惨事になりますので、「システム会社がなくなる」よりはGoogleがなくなる心配の方がまだリスク的に安心かもしれません。
◆それだけ世に標準化されている機能が安価で使えるのであれば、取引先の他社も同じものを使っている可能性も高くなります。そうすると、会社同士のやりとりや共同作業も円滑に進み、生産性が向上します。
◆私たちはGoogle Workspaceのような「どんな会社も使っている」共通ツールをいかに経営者の方はじめスタッフの方々まで、それらの「ツール」を御社ではどのように最大活用できるか?の計画を一緒に立てながら構築していき、時間をかけて使いこなす環境を作っていくことを目的としております。
よくあるSaas支援の例
- Google Workspace や Microsoft 365 など、組織内で共同作業を行うクラウドツール
- マネーフォワード freeeなど税理士・会計事務所と事業者様の間で遠隔会計入力/確認等を行うツール
- Adobe Photoshop やIllustratorなどクリエイティブな作業を(複数人でやる場合)
- Chatwork,Slack ,Discodeなどチーム内でコミュニケーション、伝達を業務レベルで行う場合
- Backlog,Redmineなどのプロジェクト進行管理をオンラインで行うツール
使い方だけであればネットを調べたり・YouTubeで詳しく解説動画がたくさんございます。
それをいかに現在の業務に落とし込んでなおかつ継続して使い続ける習慣をつけるか…
という点が弊社の得意とする業務になります。

日本の社長平均年齢は63.02歳
2022年の社長の平均年齢は、調査を開始した2009年以降で最高の63.02歳(前年62.77歳)だった。 高齢化に伴い、60代以上の社長の構成比が初めて60%を超えた。
引用:帝国データバンクより
◆上記のように1990年代は平均54歳であったものが、日本の中小企業の経営者の高齢化は進み6割の社長さんが60歳を超えています。この経営者の方々が現役バリバリだったころ(30~40歳)の時の環境と今の環境はどう変わったでしょうか?1990年はまだ「ポケベル」「音声通話しかできない大きな携帯電話」95年でやっとショートメッセージが送れるPHS…と考えるとこの30年間のITの進化スピードは恐るべきものなのかもしれません。
◆現役時代に存在しなかったものを「コレどうですか?」「便利になりますよ」とオススメしてもなかなかそこに経費をかけず、後回しを繰り返して今に至る…という事はないでしょうか?
◆事業承継する前に30代の息子さん(次期社長)が「お父さん、そろそろDXしたほうがいいよ!」と進言したところで、そのお父さん(現社長)は「(DX)にお金使うなら従業員増やすわ!設備買うわ!」と言うかもしれません。30年前、現役の時に存在しなかった「目に見えないモノ(ソフト)」にお金をかけるよりは「モノとして残る目に見えるもの(ハード)」にどうしても優先順位が来てしまいいつまでも従業員の方が夜遅くまでコピペ作業をしている光景も散見します。
◆日本の中小企業でDXがなかなか進まない要因の一つとして事業承継がなかなか進まない、後継ぎがいないという側面もあります。弊社では専門の士業の方と連携チームを組んで事業承継を含めたDX化を推進しております。
「デジタル化(DX)」=デジタイゼイションをスムーズに行うには、弊社ではこのような取り組みを行っております。
①現社長(事業承継前)理解に時間をかけて実施する。
・過去の成功が記憶に強く残っていることは素晴らしいことです。しかし、同時に副作用としては変化への抵抗感や新しいアイデアへの「いいね!」に後ろ向きで、DXの推進に対する意欲が起きないことがあります。若い社員のがパソコンを使いこなしている状況を見て、今からパソコンに向き合うという事に自信がなかったり、プライドが足かせになっていたり、とはいえ「誰に相談したらいいだろう?」「社員に聞けないし!」とう場合に私たちは活躍できます。
・74歳の経営者の方に3年かけて「Chatwork」業務連絡をマスターしてもらう!
・79歳のスタッフさんに1年かけてGoogle Workspace の一機能を使えるように
・平均年齢70代の店舗経営者の方々へInstagram講習会
など最初はパソコン自体を開くことを拒んでいた方々が次第に慣れていき、スマホでやってみることも覚え、最終的には他の同世代の仲間たちに教えるレベルになりましたが、これこそがDX化の真の姿と捉えています。
②次期社長(事業承継後)に組織改革を兼ねて実施する。
・事業承継直後はDX化のタイミングとしてちょうど良い時期と言えます。
・しかし、先代の時代からのスタッフの方々の中で「環境の変化」に抵抗感を感じる方も存在するため、十分なケアをしながらゆっくり変化していくということが重要です。弊社ではそのような状況も想定しながら、事業継承された次期社長の方が「誰に相談すればいいだろう?」に対して親身になってお応えしております。
事業承継はDXのタイミング
・KPIの設定運用業務

◆KPIは「Key Performance Indicator」日本語では「重要業績評価目標」「重要達成度指数」などといいます。過去数年のデータを基に御社の売上パターンを定数化して「日次」「月次」「年次」「中長期」のKPIを策定します。伴走することによって、途中での修正・再設定を行い、会社の数字をいつでも「見える化」することができます。
◆KPIは日々いつでも見ることが出来る数字で、単なる会計の数字ではないため「その数字を達成するためには何をすればいいか」を考える大きな基になり、経営の強い味方になります。
KPIの新規作成・設定・運用など「これからの目標数値」を明確に見えるようにします。
◆まだKPIを作成していない場合は、御社にあったKPIツールの導入、または(※費用を最小限にしたい・基本的な数字だけでよい場合はExcelやGoogleスプレッドシートでもOK)でまずは御社の数字の流れを「いつでも見えるように」します。すでにKPIを作成済の場合は、更に必要な項目はないか、正しく更新されているか運用面について最善な方法を探します。その上で、顧客のセグメント化、季節ごとの売上パターンの分析などを行い、客数を増やすのか客単価を上げるのか?それとも販売手段を変更するのか…など様々な売上や利益に対する戦略を継続的に現場に落とし込めるようにしていきます。
中長期計画の作成
◆例えば、期首や新年度を迎えた時に、自社は何を目指して営業活動しているのかを社員に理解してもらえていますでしょうか?漠然とした売上目標だけでは社員のモチベーションを維持することが難しい場合もあります。社長がどういうことを考えて何を目指しているか?ということが社員に伝わっていないと、経営者の皆さまと社員の方の溝が深くなることもあります。なぜこの仕事を生業としているのかまで伝えることができれば、もっと働きやすい環境で生産性も向上する可能性が広がることでしょう。同時に、経営者さま自身が今どこに立っているかが見えてくることでしょう。
5年後10年後どういう会社にしたいか?
を資料化して期の最初に発表する
・社内環境改善業務
◆事業継承をした次期経営者の方は、先代からのスタッフがいつまでも先代の時代ばかり見続けて今を見ないことに悩まされていませんか?また、主力社員が会社の方向性と異なる独自ルールを作って、会社としての総意とは異なる「会社内別商店化」スタンドプレーに困っていませんか?
◆属人化する社員の方の本能として「リストラされたくない」という防衛本能があります。「自分がいないと成り立たない業務」を作ることによってそれがある程度担保されます。しかし、「DX化」は「属人化」と対極にあるため、DX化を進めれば進めるほど彼らの防衛本能が強まっていきます。ただ、中小企業の多くの場合、大企業とは違いDX化したからリストラ…というケースはあまりなく、むしろ生産性が向上することでスタッフの皆さんの精神面が安定することもあります。どうしても防衛本能で属人化してしまう方にも「どうして社内環境改善(特にDX)が必要なのか?」を理解してもらいつつ安心して新しい業務スキルを身に着け、引き続き継続的に勤務できる環境を作ることが弊社の考えるDXによる社内環境改善としています。
◆どんな人にも会社で働くことの他に「人生の目的」や良いところ悪いところ、得意なところ苦手なところは必ずあります。誰がスタッフになっても会社の方向性がブレない仕組みづくり、「特定の人に依存しない」「あの人が辞めたら困る」とならないためにはどういう業務環境にしたらいいかなどを一緒に考えていきます。
必ずしもDX化でリストラになる訳ではない


ITベンダーさんが「コレジャナイ」ものを作らないようにディレクションは重要
・御社が何かシステムを「開発」することになった時、受託の開発会社さんがやってきます。その時、カタカナがたくさん出てきて何を言っているかわからないけれどもとにかく勧められる仕様に「はい」と言って気づけば「コレジャナイ」システムが出来上がった経験はございませんか?
・御社の業界に詳しいベンダーさんでかつベンダーさんの中に業務フローを熟知しているディレクターがいれば問題ナシですが、ベンダーさんもいろいろな業種のシステムを開発しているので、業務のことがわからないまま何となくや、彼らが今まで作ってきたものを参考に開発してしまうことがあります。
・開発途中で仕様変更となると、お互い時間もお金も負担になります。
・中小企業は大企業とは異なり開発費用をジャブジャブ使うことが出来ません。場合によっては融資や補助金のお世話になることもあるでしょう。
開発では最初のボタン掛け違いを防止する重要性
・時として、フロントはここの会社、バックエンドはここの会社に、宣伝用のWEBマーケティングはここに…と、複数の企業さんにお願いすることも最近では普通になっています。安易に「何となくパソコンが使える社員」や「社内の情報システム担当」では全くやるべき内容・難易度が異なります。すべての関わる企業さんを取りまとめて、進捗確認や問題点を定期的に(オンライン・オフラインで)スケジュール管理しながら作り上げていくことが重要です。
・ITベンダーさんは主に「作るだけ」ですので、「仕様書」「どういうマスタを構成するか?」「管理画面やアプリのUIをどうするか?」というところまで御社の希望をベンダーさんに伝わるようにしなければ「コレジャナイ」ものが出来てしまいます。ベンダーさんの会社もいわゆるプログラマーばかりの会社が多いため、プログラムはすごいけど、ミーティングで言葉が伝わらない!という側面もあります。
・弊社は大手ゲーム会社でディレクター・プロデューサーの経験を活かし、ベンダー企業のプログラマーさんに御社の希望が上手に伝わり、かつ、不要な機能を実装しないアプリやECサイトなどのディレクションを行っております。
ディレクションを疎かにするとあらぬ方向へ行く


■オフィスで必要なこと、困ったことを解決するのに別々の業者へ委託すると、複数社との契約や手間でコストがかさむ場合があります。
職場計画ではなんでも相談できる身近な助っ人として有能なスタッフが駆け付け(リモートでも)ますので、安心!オフィスのことができて、クリエイティブなこともやってしまいます!
■デジタル社会だからといって何でもかんでもデジタル化しなくてはいけないということもなく、経営者の方と一緒に「楽しく生産性アップできる方法」を模索していきます。
■弊社の業務コンサルティングは対面でもWEB会議でも可能ですので、悪天候で外出できない時も大丈夫!
例えばAdobe Illustratorなどのプロジェクトデータをお客様と共有して社員の方が自社でもデザインできるように「作り方を身に着ける」ことも行っております。そうすることでデザイン会社への外注費を節約できるようになります。
・クリエイティブ・代行業務の一例
- YouTube等の動画作成・編集、ドローン(UAV)による4K空撮
- チラシ・ポスター・パンフレット・地域プレミアム商品券等の印刷デザイン(全国)・ポスティング代行(札幌市内)
- プレゼン資料の作成代行
- 文章・テキストの作成 / TwitterやInstagramなどの投稿運用代行
- 企業用向けホームページ・ランディングページ制作・既存ホームページの更新運用代行
- ECサイト・WEBサイトの企画から管理運営・ディレクション
- Google Workspace、ビデオ会議、ビジネスチャットなど、オンライン業務必須ツールの導入・レクチャー
- Adobe Photoshop/Illustrator/Premiere Proなど、クリエイティブで必要なオンライン業務ツールの導入・レクチャー
- オフィスパソコンなどの導入支援相談・設定・トラブル対応など
- 各種補助金活用での開発対応・申請書作成など