〜毎月のAI課金、そのお金はどこへ行く?〜
(本記事は特定の投資銘柄等を推奨する記事ではございません。投資は自己責任でよろしくおねがいします。)
最近、AIを仕事で使う人が一気に増えてきました。
ChatGPT、Gemini、Claude、Midjourney、Suno、Veo…。
毎月数千円〜数万円を課金しながら、文章を書き、画像を作り、音楽を生成し、動画を編集する。かつては専門職しかできなかったことが、AIによって誰でも可能になりつつあります。
ワタシ自身も、Geminiが「bird」だったころ、ChatGPT3.5くらいの時からでしょうか?AIを使って文章、音楽、映像、DX支援などを行っています。実際、AIによって「個人ができること」はここ2年で爆発的に増えました。
しかし、その一方で最近よく考えることがあります。ゲーム会社でAWSにデータをぶっこんでいた10年前よりも更に強く感じます。
「このAI課金、日本のお金はどこへ行っているのだろう?」
AI時代の「デジタル赤字」
昔から日本には「デジタル赤字」という問題がありました。
Windows、Office、Adobe、iPhone、AWS…。
日本企業や個人が便利な海外ITサービスを利用すればするほど、お金は海外へ流れていく構造です。
そして今、その流れはAIによってさらに加速しています。
ChatGPTに毎月課金する。
Google Geminiを使う。
AI画像生成を利用する。
音楽生成AIに課金する。
便利になるほど、日本国内ではなく、アメリカの巨大テック企業へ資金が流れていきます。
しかもAIは、単なるアプリではありません。
文章作成、会議、設計、クリエイティブ、検索、学習…。
これまで人間が行っていた「知的生産」そのものを支える、新しいインフラになり始めています。
つまり今後は、「AIを使う=海外の知的インフラを使う」時代になっていく可能性があります。
しかも・・政府までも・・・国家予算が米国テックへ~
日本政府とメガバンクがAnthropicの「Claude Mythos」導入へ、サイバー防御網構築
5/14(木) 20:35配信
日本政府と国内メガバンク3社は、サイバー攻撃への防御体制を強化するため、米新興企業アンソロピックの最新人工知能「クロード・ミュトス」のアクセス権取得に向けて動いている。同AIはシステムの脆弱性発見に優れており、3メガバンクは5月中に利用を開始する見込みである。政府は日米協力を深めるとともに、金融庁主導で官民タスクフォースを設置し、金融インフラの能動的サイバー防御を推進する。
引用元「https://news.yahoo.co.jp/articles/216cdfaf8443e491f2341090370e2fdb90d14ac0」
では、日本は終わりなのか?
ここでよくあるのが、
「だからAIは危険だ!」「海外サービスは使わない!」
という極端な話です。
しかし、ワタシはそれも違うと思っています。正直に言えば、AIの進化はもう止められません。
これは、インターネットやスマートフォンが普及した時と同じです。「使わない」という選択肢は、長期的にはかなり厳しいでしょう。
ではどうするのか?答えはシンプル。
「使い倒せ!」決して「使われる側」で終わるな!ということ。(元をとれともいいます)
AI時代に残るのは「何を作るか」
今、日本はAI基盤そのものではかなり不利です。
GPU、クラウド、巨大データセンター、基盤モデル…。
資本力では、何兆円レベルで投資しているアメリカの巨大テック企業に勝つのは簡単ではありません。
しかし、だからといって何もできないわけではありません。
重要なのは、「何を使うか」ではなく、「AIを使って何を生み出すか」
ワタシは最近、20年以上前に作った自分の楽曲をAIでリミックスし、映像化しています。
昔なら、時間もコストも膨大にかかり、埋もれていた作品たちです。Cubase(DTMソフト)を立ち上げるのも「よっこらしょ~」な状態です。
しかし今はAIによって、それらを再び世に出せる時代になりました。
ここで重要なのは、「AIが曲を作った」という話ではありません。
「人生の中に埋もれていたものを、再び取り出せるようになった」ということです。
AIは、単なる効率化ツールではなく、人間の中に眠っていたアイデア、経験、記録、感情を、再編集して世に出す装置でもあるのです。
AI時代は「使う人」が二極化する
今後、おそらくAIを使う人は二極化していきます。
一つは、「便利ツール」として使う人。
文章を要約する。
メールを書く。
画像を作る。
効率化する。
もちろん、それも大切です。
しかしもう一方で、AIを「自分の人生や思想を外へ出す装置」として使う人たちが出てきます。
こちらの人たちは、AIを使って作品を作り、記録を残し、発信を続けます。
そしてAI時代に本当に価値が残るのは、おそらく後者です。
なぜなら、サウンドや映像の「カッコよさ」「それっぽさ」はAIが量産できるようになるからです。
その時代に最後に残るのは、
「その人が何を感じ、どう生き、何を残したいと思ったか」(人間としての経験や感情の溢れ)
それがその作品の中にあるかどうかなんです。
AIを恐れるのではなく、使い倒す
AI時代のデジタル赤字は、日本だけでなく、世界中のお金が流れているので、今後さらに大きくなるでしょう。
しかし、それを理由にAIを避けても、未来は変わりません。
むしろ必要なのは、
「AIを理解し、使い倒し、その上で何を残すかを考えること」
だと思っています。
AIに使われるのではなく、AIを使って、自分自身の人生や経験を価値に変えていく。
それが、これからの時代のクリエイターであり、DXなのかもしれませんね。
皆さんがNISA枠をどう使っているかが答えかも・・・


