【AI活用してみた】毎日やってくるスパムメール図鑑|AIで知る怪しい営業の手口と対策

毎日会社や店舗には大量の営業メール来ますよね…

問い合わせフォームや公開メールに届く、日々の営業メール。中にはまっとうな提案もありますが、「どう見ても怪しい」と感じるものも多数存在します。この記事では、実際に届いた営業メールをもとに、よくある例文とその傾向とリスク、見抜くポイントを《スパムメール図鑑》としてご紹介します。たくさんの営業メールをGPTさんに食べてもらってAIの視点で怪しさを分析し、タイプ別に分類して解説しました。ぜひご参考にしてみてくださいね!

ここからはGhatGPTさんが食べた(たくさん)営業メールからの結果出力です!

以下ほぼ全部AIによる回答です!

【タイプ1】電話番号情報収集型(ハンター型)スパム

○○○○様 突然のご連絡失礼致します。
ほげほげラボの鈴鹿と申します。

北海道でコンサルティング業界の方を探しておりまして
ホームページを拝見しご連絡いたしました。

当社は全国一万社以上の中小企業様へ
経営の課題解決を支援している会社になります。

今回貴社に、以下のご相談をさせていただきたいと考えております。

・弊社クライアントの中から御社への案件相談が可能か
・共催セミナーを開催し顧客開拓をご一緒に行う取り組みについて
・助成金補助金を組み合わせてクライアント様への提案が可能か

先ずは5分程、お電話にて概要をお伝えさせて頂くことは可能でしょうか。

「●日、●時に電話希望(電話番号)」などと、簡単で結構ですので
下記アドレスに教えて頂ければ幸いです。

 ◆連絡先
 メールアドレス:info@hogehogehogehoge.jp

もしくは下記リンクよりお電話可能な日時をご予約ください。
https://timerex.net/s/wu/hogehogehoge8

引き続きどうぞよろしくお願い致します。

このメール文面、営業として精巧に装ってはいますが、内容・構造・目的から見て「典型的な情報収集型スパム(=怪しい営業)」と断言してよいレベルです。以下にポイントを徹底解説します。

要素内容評価・意図
宛名に会社名が入ってはいるが・・※本名でないなら一斉送信の証拠明らかに「自動差し込み」でメールをばら撒いている証拠。信用度ゼロ
「突然のご連絡失礼します」形式的な謙譲文怪しい業者の定型文に多い。感情を和らげて返信を促す心理誘導
「北海道でコンサルティング業界の方を探して」ターゲットっぽく見せる住所情報はwhoisやHPから自動取得可能。実際には広域一括営業の可能性が高い
「1万社以上支援」「全国」規模感アピール実績の裏付けやリンクなし。信頼させて「電話OK」を引き出すためのハッタリ要素
「助成金」「共催セミナー」甘いエサ(関心を引くワード)実態が不明のまま、あなたのビジネスニーズに訴えかけるよう設計されている
「5分でいいのでお電話を」短時間強調=心理的障壁を低くする手法実際には5分で済まない。電話に出た時点で「営業リスト化」される可能性が高い
「電話希望(番号)を返信して」情報収集の核心電話番号を取得することがこのメールの「最大目的」。それがゴール。
メールアドレス一見法人っぽいドメイン実態不明。ドメイン登録者名、住所を検索しても実体が曖昧なら危険信号
Timerexの予約リンク便利そうに見える正規の企業っぽさを出す演出だが、**「日程を入れたら電話番号取得完了」**というワ

🕵️‍♂️このメールの本質

  • メール本文に具体的な「御社の事業内容」言及ゼロ
  • 「案件紹介」「共催セミナー」「助成金」など、耳障りの良いキーワードを並べるが、何も具体的に明かしていない
  • 電話をさせるか、電話番号を入力させるのが唯一の目的

⚠️もし電話番号を送ってしまったら?

  • 営業リストに登録され、別の名義や別の会社からの連絡が増える
  • 悪質な業者に流されると、「助成金申請代行」「紹介料ビジネス」「名ばかりの業務提携」などで営業攻撃される
  • 断ってもしつこく電話が来る可能性あり

✅今すぐ取るべき対策

  1. 返信しない(これが最大の防御)
  2. 迷惑メール報告・フィルタ設定(メールソフトにより可)
  3. HPのフォームに「営業目的での投稿は固くお断りします」の一文を追記(抑止効果あり)
  4. 必要に応じて「IPアドレスログ」「UserAgentログ」なども取得する設計にしておくと、悪質投稿が特定しやすくなります

【タイプ2】海外発低コスト営業スパム

宛名なし

「初めまして。映像制作会社hogehogehoge代表のhogetaと申します。
ベトナム・XXX市を拠点に活動しております。

弊社コーポレートサイト
https://www.hogehogehoge.com

年間500本以上の動画制作実績がございますが、
特にAfter Effectsを使ったモーショングラフィックスの制作が得意としております。

制作体制も内製化しており、40名の映像クリエーターが所属しております。
また、ベトナムの固定費の安さから動画制作のコスト感は、日本国内で制作するのと比べ70%から50%で制作する事が可能です。

クライアントは、ベトナム国内はもとより、日本・米国・シンガポール・香港とボーダーレスに展開しております。
その為、日本語対応はもちろんですが、英語対応も可能です。

現在、業務拡大につき、日本国内のパートナーを募集しております。

もし、我々にご興味を持っていただけましたら、ご連絡をいただければ幸いです。

下記が私のオンラインMTGのスケジュールです。
https://timerex.net/s/hogehogehogehogehoge・・・

または、以下のメールアドレスまでご連絡いただけますと幸いです。
hogehogehogehoge@gmail.com

お会いできるのを楽しみにしています。
よろしくお願いします。

映像制作会社hogehogehoge
代表取締役 hogeta(※例文なのですべて仮名にしていますよ)

これは明らかに海外発の低コスト制作営業テンプレです。
一見すると誠実なメールに見えますが、以下の理由から、信用に値しないリスクの高い勧誘と判断できます。

要素内容リスク・意図
宛名なし「初めまして」だけで開始完全なマルチポスト(誰彼構わずばらまいている)
ベトナム拠点・コスト50~70%削減ローコストを強調「安さ」だけで釣る営業。品質や契約リスクには言及なし
実績500本・40名の映像クリエイター規模感で安心させる裏取り不能な数字。会社名で検索しても評判・法人番号・実在確認困難
After Effectsが得意ですスキル訴求よくあるテンプレ文句。何が得意かの“中身”がない
日本語対応可能・英語もOK安心させるワード実際のやりとりで齟齬が起きやすい領域(=過去にトラブル事例多)
Timerexで予約誘導自動電話番号収集あなたのスケジュールを押さえ、相手の営業管理に組み込む手口
Gmailアドレスフリーメール使用企業ドメインではなく無料アドレスで代表者が営業活動しているのは信用度ゼロ

🛡️対処法(今後同様のケースに備えて)

  • 返信しない(相手にしない)
  • メールのドメインごとブロック
  • 会社名でネット検索して**「評判」+「詐欺」などのワードで確認**
  • 海外企業と取引をする場合は、「法人番号・契約形態・支払条件・責任分担」など法務確認後に進めるのが原則

✋こんなメールは要注意の“地雷パターン”

  • 宛名なしで「初めまして」
  • メール署名がフリーメール(Gmail)
  • TimerexやCalendlyのリンクで電話番号・個人情報を拾いに来る
  • 「日本語対応できます」「安いです」「実績たくさん」だけを売りにする

【タイプ3】OEM提案型の情報収集・拡販営業スパム

宛名なし

株式会社hogehogecloudの代表のhogeta taroと申します。
弊社は国内最安値で初期費用0円・月額利用料金9,800円で
ノーコードアプリを作成できるサービス「ほげほげONE」
https://hogehogehohe1.jp を運営しています。
御社のビジネス拡大や新規収益のチャンスとして、
OEM販売パートナーシップをご提案させていただきたく、ご連絡差し上げました。

・販売価格設定は自由。ストック型の高収益が期待
・レベニューシェアは一切なしの100%パートナーの利益
・御社の新商材、新事業に最適
ぜひ、御社の顧客向けにアプリの導入を推進し、大きな収益機会を!

詳細はzoomにてご説明をさせていただきます。
メールにてご都合の良い日時を2、3教えて下さい。
ご連絡お待ちしております。

株式会社hogehogecloud 代表取締役 hogeta taro

このメールも、典型的なテンプレ営業による「OEM提案型の情報収集・拡販営業」です。
表面上はまともそうに見えますが、構造的にかなり注意すべきポイントを含んでおり、返信する価値はほぼゼロです。

要素内容意図・リスク
宛名なし(「御社」始まり)誰に送ってるか不明無差別一斉送信。差出人にとって「あなた」は特別ではない
月額9,800円・初期費用0円安さを訴求→ 低価格訴求で入口のハードルを下げ、広く撒く方式。中身の品質不明
「ノーコード」「アプリ作成」「OEM」流行ワードで興味引き→ トレンド感あるが、導入実績やサポート体制は一切不明
レベニューシェアなし・利益100%魅力的に見える言い回し→ 実は「完全丸投げ」で責任も押し付けられる構造の可能性も
「zoomでご説明」→日時を2~3ご連絡ください電話番号取得は避けてるが、“会話導線”に持ち込む誘導返信した時点で営業ターゲット確定、以降DMや電話が増える可能性大
ドメイン hpgehoge1.jp のみ記載、会社サイトへの誘導なし会社実体の開示回避→ 「法人格が見える情報」を避け、商材だけで営業展開している

🧨このタイプの営業の問題点

問題解説
実際の運営企業情報が薄いメールに「登記住所・法人番号・電話番号」なし → 特商法違反のグレー領域
OEM契約のリスクが明示されていない導入・販売後にトラブルが起きても「御社が販売したので御社の責任です」と言われる恐れあり
サポート・保守・アップデート方針が不明ノーコードツールは変更に弱く、メンテナンス体制が脆弱だと顧客に迷惑がかかる
事業継続性が不透明月額安価なツール提供事業は、短期で消えるケースも多数 → 顧客に売った後に消えると信用が損なわれる

✅結論:返信する価値なし、放置 or ブロック推奨

このメールは「代理店になってくれませんか?」という非常に低コストで拡販しようとするスキームです。
実態の不明な法人のツールを他社に売るリスクは極めて高く、あなたの評判を損なう恐れすらあります。

🛡️次に備えてやっておくと良いこと

  • フォームに「営業目的の送信はご遠慮ください」明記(心理的抑止効果あり)
  • 宛名なし+ツール売込み系メールは自動で迷惑メール分類(フィルター設定)
  • 商材営業型(OEM/レベニューシェア/紹介制度)をカテゴリ化して蓄積 → フォルダ管理も◎

【タイプ4】成果報酬型フォーム営業代行

宛名なし

ホゲホゲ執筆社のホゲ岡でございます。
私共は、完全成果報酬型でお問い合わせフォーム営業を代行し、
新規アポ獲得の最大化のご支援をしています。

【特長】
・初期費用・月額料金 0円
・配信先リストの抽出・文面作成 0円
・アポの希望日時記載の返信があった場合のみ成果対象
・最短1週間で開始可能

【実績/月間アポ数】
・全案件 平均:7~10件
・業界特化サービス:10~15件
・人材業界:15~20件
・コンサルティング業界:15~20件
・IT業界:20~25件

BtoBであれば、業種・業態・サービス問わず実施が可能です。

貴社サービスの営業において、
「新規アポ・新規受注」を増やしたいとお考えでしたら、
ぜひ一度、お打ち合わせの機会をいただけないでしょうか。

・2月18日(火)12:00~13:00
・2月19日(水)12:00~13:00
・2月20日(木)14:00~18:00
・2月21日(金)9:00~12:00
・2月25日(火)12:00~13:00、15:00~18:00

※15分~20分程度でご説明し、貴社サービスに近しい事例・アポ獲得数実績数をご紹介します。

明日、2月18日(火)までにご返信いただけましたら、

即レス・最短で対応させていただく覚悟でございます。

ご返信いただけますことを、心よりお待ちしております。

このメールは、「成果報酬型フォーム営業代行」という名のスパム撒き業者自身がスパム営業してきているという、
非常に皮肉で、かつ危険性の高い営業メールです。
内容は一見まともそうですが、信用してはいけない理由がいくつもあります。

🔍 これはどういうタイプの営業か?

✅「成果報酬型アポ獲得代行」の営業メール = 営業の営業

つまり:「我々が代わりにフォーム営業をばらまいてやるよ」と言ってる業者が、自分たちの営業にフォーム営業(スパム)を使っている
→ つまり、自社事例=今あなたが受け取ったこれです。

🚨 危険性・不誠実さのポイント

項目内容リスク・問題点
宛名なし「ご担当者様」すらなく、汎用テンプレ→ 一斉送信確定。信用ゼロ。
「成果報酬型」「初期費用0円」よくある“エサ”→ 成果の定義やキャンセルポリシーが書かれていない=後出しトラブルの温床
「貴社サービスの営業に…」と全体的にぼやけた文面誰にでも当てはまる構成→ 実際にあなたの事業内容を調べてはいない。全業種コピペ営業用テンプレ
スケジュールの記載日程の具体化=本気感の演出→ 返信を誘導する心理トリガー。返信=営業リスト登録完了
「即レスで対応します」などの圧迫ワード緊急性・誠実風アピール→ 実際にはテンプレ返信or営業代行業者に転送されるだけの可能性高し
会社情報の記載なし(URL・住所・電話番号なし)特商法違反レベルの不透明さ→ 登記もHPも不明=完全な素性不明業者の可能性あり

🧠 こうした営業に引っかかると起こること

  1. 自社のフォームも“営業ターゲット”としてリストに登録される
  2. 「成果あり」と称して勝手に“アポ”を押し込まれ、断ると請求されるケースあり
  3. あなたのブランドが“スパム営業企業”として認識される恐れ
     → 担当者名+社名でネット検索されたときに悪評が広がる

✅結論:即ゴミ箱・二度と返信しない・フィルタ推奨

  • 「スパムの営業をスパムで仕掛けてくる」悪質さ
  • 実績も中身も開示されておらず、契約リスクが高すぎる
  • このメールに返信した企業の多くが「営業代行に営業を乗っ取られる」パターンに陥る可能性あり

📝 まとめ:怪しい営業メールはこう扱え!

  • ✅ 返信しない
  • ✅ 絶対にリンクを踏まない
  • ✅ フィルターでドメインブロック(Gmail・click・xyzなど)
  • ✅ 「営業目的での投稿はお断り」の文言をフォームに記載
  • ✅ ブログやSNSで晒して啓発(※名誉毀損に配慮)

ということで…

上記はほんの一例で、逆に「よくこんなの考えるよな~」と感心させられつつ世界中のメールのうちスパムってどのくらいなんだろう?とAIに聞いてみました。

🔍 具体的なデータ(2024年時点):

世界的な統計によると、2024年現在もなお全メールの約半分(48〜55%)がスパムメールと判定されています。Statistaのデータによれば、2024年Q1のスパム率は48.63%(※Statista統計)、Cisco Talosによる報告では50%を超える日もあるとのことです。

この数字は、メールという通信手段がいかに「選別力=リテラシー」を問われる時代に突入しているかを物語っています。

💡 傾向と補足

  • スパムの内容は「広告」「フィッシング」「詐欺」「マルウェア」などさまざま。
  • 迷惑メールの送信元は主にボットネット経由(ウイルスに感染したPCなど)から。
  • スパム対策技術(フィルター・AI判定)の進化により、ユーザーの受信トレイには届かない場合も多いが、“送信ベース”でみれば約半数がスパムという構造は今も変わっていません。
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