ワタシが最近、職場でじっと観察していて気づいたことがあります。
AIツールがこれだけ増えたのに、
みんな自分の「1種類」しか使おうとしないんです。
あなたの職場でこんな光景見たことありませんか?
マンガ登場人物たち

広報の女性は、いつもスマホを片手にニコニコしながらこう言う。
「ChatGPTって本当にすごいんですよ!プレスリリースも、SNSの文章も、全部これで作れちゃうんです!」(プライベートの相談もチャッピーが聞いてくれるし・・・。)
営業の男性は、打ち合わせのたびにタブレットでGeminiを開く。
「Googleのサービスと連携できるから、Geminiが絶対一番効率いいんですよ。他のは試す気にならないですね」(会議もスケジュールもGoogleで一括管理!時短最高!)
エンジニアの若手は、ノートパソコンをカタカタしながら目を輝かせて言う。
「Claudeのエージェント機能、ヤバいんですよ。タスク渡したら自分で考えて自分で動くんです。コードの精度も他と段違いで、細かい仕様まで拾ってくれる。もう手放せないですね」(コンソールで使ってナンボでしょ!)
そして総務のおじさんは……何も言わない。
ただ静かに、いつものWindowsパソコンで仕事をしている。
最近Copilotのボタンが画面に増えたことに気づいて、なんとなく押してみたらしい。
「WordもExcelもMicrosoftだし、AIもこれでいいんじゃないの」
なぜ人は1種類のAIしか使おうとしないのか
理由その1:慣れた道具が一番早い
新しいAIを試すには、ちょっとした「乗り換えコスト」がかかります。
画面の見た目が違う、癖が違う、同じように聞いたのに返ってくる答えが違います。
「慣れたやつでいいや」となるのは、当然といえば当然ですよね。毎日着る服や車もそうですよね。
理由その2:愛着が生まれる
毎日話しかけているうちに、なんとなく「相棒感」が出てきますよね。
広報さんが「ChatGPTじゃないとダメ!」と言い切るのも、そういう感情からきています。
一時期GPTの過去のアプデで口調をちょっと直しただけでユーザーからの批判がすごかった時期ありました。
ワタシはこれを「AI推し現象」と呼んでいます。
理由その3:そもそも比べたことがない
そもそも、コレがかなり大きいのではないでしょうか?最初に使ったAIが「AIとはこういうもの」という基準になってしまって。
ワタシ自身も初期はGPTからはじめて、当時Bardでしたっけ?(Geminiの前身)でさえ躊躇しましたから、その後にClaude使うのも最初は「なんじゃこりゃ?」でした。
他のツールを試してみる発想自体が生まれにくいというのはあります。

実は、AIにはそれぞれ得意なことがある
| ChatGPT | 汎用性が高く、文章・会話・アイデア出しと何でもこなす万能型・記憶力が深いので昔のことも覚えている。 |
| Gemini | Google系サービスとの連携が強く、GmailやカレンダーとのセットでAIが際立つ!管理好きな人にはマッチする! |
| Claude | エージェント機能とコード生成の精度が高く、複雑なタスクを自律的にこなす開発者向けの強み!自動化や開発好きな人には離せない! |
| Copilot | WordやExcel、Teamsに組み込まれ、Office作業と地続きで使える!MS圏で仕事をするにはよい!企業契約で社内管理がしっかりできる! |
| 他にもAIはいっぱいあります | Perplexityのように検索精度に特化したものやAdobe Fireflyのように商用利用精査したデザインの生成ができるものなどもあります(今回は割愛) |
「どれが最強か」という問いの答えは、使う人と使い方によって変わります。
そう考えると、実はここの4人はそれぞれが自分の仕事に合ったAIを直感的に選んでいたりしている側面があるんです。
ちょっと待って。無料版だけで判断していませんか?
ひとつ、ワタシが気になっていることがあります。
「このAI、思ったより大したことなかった」と感じた経験はないでしょうか?
もしかすると、それは無料版の制限に引っかかっていただけかもしれない。
Claudeの無料版は一瞬でトークンが尽きますし、下位のAIモデルしか使えない制限があります。
Geminiの無料版も、動画生成したければ課金プランであることが最低条件になります。
GPTの無料版でも画像生成は1日数枚しかできません。
Copilotに至ってはMicrosoft365と本格連携するには課金していることが前提。
無料版をちょっと触って「これ使えないわ~」というのは
「使えなかった」のではなく「無料の範囲で限界まで使った」だけ、ということはよくあります。
職場で本格的にAIを活用するなら、どこかのタイミングで有料プランとの比較も視野に入れてみることも検討してみてくださいね。
個人の場合は、「月額課金のいいところはいつでも辞められる」というところです。
ワタシも1か月で退会したアプリかなりありますw
確かに、年額割引はかなりお得にみえますが、年契約した後にすぐに別のAIが大幅アプデですごいことになった!なんてことはよくあります。
ですので、一旦冷静になって「いつでも辞められる状態」「プランを下げることができる状態」を作っておきましょう!
部署によって合う・合わないAIもあります。

AIは全社統一する必要はない・組み合わせて使おう
よく、「ウチはGeminiで統一!」など上司からの指示で、営業も広報もエンジニアも同じAIを社内で使わないといけないという光景もあります。
ですが、部署それぞれに「役割」があるようにAIにも役割や得意不得意があります。
どうしても食わず嫌いになってしまうところもありますが、「他のAIを試すのに、失うものは何もない」ので、ぜひ、二刀流、三刀流・・・など試してみてはいかがでしょうか?
